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'14/トルコ−14

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14-ウスパルタ(5)

ギュネイケントの午後。
当初、偉大な詩人、ユヌス・エムレの像の前で、和太鼓など舞台組の披露。
できれば、その回りで折り紙なども教えられたらいいかも、、、と言われ、
外で?机や椅子もなしに? 
では、バラや鶴などを配るだけね、と。
エルハンに折り紙を渡しておくと、翌日には学生みんなで折った完成品を持ってきてくれます(本当に素直で良い子たち)。

急に小学校の校庭で演舞することに変更となり、では、炎天下の校庭でワークショップも?
結局、教室も使っていいことになり、2時半に舞台が終わったら教室に人が流れてくると。
何人来るか皆目わからないまま、教室で会場を急ごしらえ。

生け花の吉田先生は、穏やかなとても素敵な先生。
花材の用意がないから、近くで花を摘んできて
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可憐なアレンジ。
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私たちはバラの町にちなんで、メインは↓
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途中まで折ったものを左手のひらで優しく包み込んでもらい、右手で中心をつまみながら「ギュル・ギュル」と回します。ギュルはトルコ語でバラ。
手をはなしたら「ハイ、バラのでき上がり」と、折りあげてある箱(菓子鉢)に入れてプレゼント。
最後なので、鶴や蝶なども「どうぞお好きなものをご自由にお持ちください」大盤振る舞い。
目を輝かせてみんな各種類を選んでいました。

女性たちはほとんどみんなオヤつきのスカーフを被っています。ヒマなら全てカメラに収めたいところなのに、気もそぞろに「ギュル・ギュル」。残念無念でした!
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素敵なイーネオヤですよねえ。

智恵子さんが下見にいらした時、作ったオヤを売ってほしいと言っておいてくださったので、テントで露店。手づくり品がいっぱい並べてありました。ボンジュックオヤも無造作に段ボールに巻いて売られていました。それが冒頭の写真です。


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  1. 2014/06/30(月) 13:51:37|
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’14/トルコ−13

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一面バラの花畑

13-ウスパルタ(4)

ウスパルタから38km。バラ農園で有名なギュネイケントヘ。
5月初めから6月終わり頃までがちょうどバラの時期。
お菓子、ジャム、香水、化粧水など幅広く利用され、ヨーロッパの香水の35パーセントはこちらのもの、とか。
早朝に開くバラの花を摘むそうで、私たちが着いた頃には花が少なくなっていました。
それでも、好きなだけ摘んでいいと言われ、採り方を教わりました。
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採った花はエプロンのような袋に入れます。

2輪だけノートに挟み持ち帰りました。
花の色は保てませんが、今でもノートを開くと強い香りがします。

トラクターに乗り、バラの精油所へ移動。
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車の横に描いてあるユヌス・エムレは、有名な詩人でこの町で生まれたそうです。

一面のどかな花畑。爽やかな風は甘いバラの香り。
ガタゴトと、トラクターに揺られ、おとぎ話の中にいるような気分でした。

製油所を見学。
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お土産に、ペットボトルに入ったバラ水をいただきました。

お昼は、天板焼きならぬ大理石焼きのBBQでもてなしてくれました。
テーブルには惜しげもなくバラの花のセッティングが。
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  1. 2014/06/29(日) 22:11:57|
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’14/トルコ−12

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サガラッソス遺跡

12-ウスパルタ(3)

市のご好意でバスが用意され、40分ほど離れた場所にある遺跡を見学しました。
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20年前から発掘調査が始まり、ようやく今年公開されたそうです。

思いがけず素晴らしい遺跡。少し離れた円形劇場に、健脚の方、舞台関係の方は行かれました。
まだ観光的には発展途上段階(道とか施設とか)に思われますが、数年後にはきっと大人気の世界遺産になりそう。
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村の方に見送られ、
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山腹にあるプールつきのきれいなホテルで、おいしい昼食をごちそうになりました。(トルコの食事についてはいずれ番外編で)
そこの売店には、バラの化粧品に混ざってオヤのスカーフも少々。
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  1. 2014/06/28(土) 00:18:43|
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’14/トルコ−11

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市内バスもバラでラッピング

11-ウスパルタ(2)

毎年秋に西武球場ドームでバラ宴が開かれます。去年、トルコはウスパルタからの展示があり、石本さんに是非日本文化祭をとのお誘い。石本夫妻は下見や打ち合わせに訪土して、この文化祭が実現の運びとなったわけです。

バラの町だけあって、ローゼンセ始め、バラ水やバラオイル、石けん、クリームなどの化粧品店が多く、町中に良い香りが漂っている気がします。この町を色で表すなら、間違いなくピンク。

シネマセンターでのワークショップ準備を終え、芳子さんと歩いてホテルに戻るとき、私のアンテナがピク!
「この路地の奥にきっと手芸屋さんがあるから行ってみない?」
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屋根付きの狭いアーケードを進んでいくと「ほらね!!」 
左側には毛糸屋さん、右側にはビーズ屋さん。

トリュフをみつける豚のように、トルコで手芸店をみつけるのが我ながら上手だと自分でも驚き。
いつものように、荷物の重さと量を気にしながら、かわいいもの、珍しいものを購入。
突然激しい雷雨になり、ビーズ屋さんでチャイをごちそうになりながら雨宿りしました。

文化祭に備え、和服で歩いていると、あちこちから一緒に写真を撮ろうとお声がかかります。
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あるお店で、オヤのスカーフを探していると言うと、ご親切にも、大きなビルの中の結婚準備専門店のような店に案内してくれました。
ありました!!
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今は自分で作らないで買う人も多いのでしょうね。でも婚家に持っていくという習慣は残っているようです。
チェイズとかサンドゥックとか呼ばれる箱も売られています。白いサテンの布貼り箱もありますが、このガラスのケース・・・我が家にも欲しい!!
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もちろん結婚準備ではありません! 8回も訪土していると自然にスカーフが溜まってしまいます。石本さんのコレクションがあんなに大量になるわけがよくわかります。

昔、トルコでは器用な女性が良いお嫁さんの条件というから、トルコに生まれていたら良かったかも↑? でも、ハマム(共同浴場)で身体を観察されてお姑女さんが値踏みするとも言われているので、ダメかも↓。

シミット売りのおじさんに会いました。友人が買おうとすると、彼は腰を低くして「取りなさい」と。
この胡麻つきパンがとびきり美味しいのですよ!!
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ちなみに、文化祭はここでも大賑わいで大成功でした!
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笑顔が可愛くて、私も幸せ。






  1. 2014/06/27(金) 18:15:14|
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'14/トルコ−10

10-ウスパルタ(1)

朝8時に出発しボドゥルムからウスパルタに向かいます。
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一行は36名の大所帯。大型バスの他に、大学生を乗せた小型バスと太鼓や書道・華道・茶道の道具、木目込みの展示品などの荷物を積んだ車1台。
旅芸人一座みたいですね。

私はバスの中でも、芳子さんが折ってきてくれたパーツを組み合わせて折り紙三昧。
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3年前に昼食に立ち寄ったアイドゥン、長寿の町ナーズルも通過。
5時過ぎに到着するという、長距離バス移動でした。
荷物を部屋に運ぶ間もなく、石本夫妻と副の3名で市長にご挨拶に。
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ウスパルタはバラの町。市庁舎の入り口もバラづくし。

チャイやお菓子を用意して、今や遅しと待っていてくださいました。
石本さんからのお土産の中には、「ビーズの縁飾り」本も。
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テレビクルーも入って、翌日から行われる日本文化祭の紹介をしていただきました。

市長室の柱に、バラの木彫りのドールハウスを発見!
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木彫りを楽しんでいた母を思い出しました。




  1. 2014/06/26(木) 10:56:51|
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’14/トルコ−9

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ネコちゃんものんびり

9-ボドゥルム(5)

ボドゥルムでの文化祭2日間を無事に終えた次の日は終日フリー。
お疲れの方を除き、オプショナルのエーゲ海クルーズ(30ユーロ)に出かけました。
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青い海を眺めながら、アンカラ大の学生さんと交流。でも浮世絵が好きというスィネムの知識にはたじたじ。セリメは日本のアイドルにとても詳しくて、こちらの会話にもついていけません。
停泊したスウィミングポイントでは数人が海に入って泳ぎました。

海から見た港とボドゥルム城塞
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エーゲ海と地中海の境目に位置し、15世紀に十字軍の騎士団が築いたもので、この城とギリシャのロードス島を拠点として地中海の各地を襲撃していたそうです。

午後はここに登り、博物館を見学。
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沈没船から引き揚げられた壷やガラス、副葬品などが展示されていました。

集合時間まで、自由にロカンタで食事をし、楽しいお買い物タイムもたっぷり。
前出のロクムを入れたガラス容器もこの町で購入。集めているシンブルもみつけましたよ。

石本智恵子さんに案内していただいて、オヤのある店を訪ねました。
個々のデザインが判らない全体の写真なら、と許可をいただいたので、
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通訳についてきた学生さんたちは、ほとんどオヤを知らず、知っている女の子も、そういえばおばあちゃんが、、、という程度です。
智恵子さんは、「オヤはトルコの大切な文化なのよ」と学生たちに力説。





  1. 2014/06/25(水) 22:20:30|
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’14/トルコ−8

8-ボドゥルム(4)

”小学2年生20人を4クラス、30分ずつ順番に講習”という事前情報を得て、
Aクラス ①家 ②蝶
Bクラス ①家 ②紙鉄砲
Cクラス ①家 ②紙飛行機
Dクラス ①家 ②兜
という作戦をたてて準備。
紙鉄砲と兜は新聞紙で折るので、古新聞を用意してもらいました。

家は8歳くらいの子どもには形も判りやすく、適当と思われます。
1×2cmにカットした無地の小片を用意し,ドアノブの黒丸を書いてドア位置にノリで貼付けさせ、完成!
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後程、完成した家に名前を書かせてつなげたのを、先生が見せに来てくれました。

蝶も比較的簡単。
日本では箸置き代わりに使えるそうです。
紙鉄砲は、日本語の「いち、に、さん」でパン!と鳴らしました。ビックリして不思議そう。

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一斉に紙飛行機を飛ばしました。何回も飛ばして楽しんでいました。

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神妙な面持ち

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可愛らしい1年生の見学も。

大量の折り紙と鶴や香箱などの完成品、カンニング用に持っていた折り方コピーを、今後活用していただきたくて先生にプレゼントしてきました。

その後、体育館で舞台組ライブ。学校あげての日本文化祭歓迎体勢でした。
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迫力ある大太坊の演奏。子どもたちには衝撃だったことでしょう。

兜を被って帰宅するかわいい生徒たち
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ホテルで夕食後、プールサイドのバーでのライブが急遽決まり、ほとんどフランス人ばかりの聴衆の前で和太鼓や音楽演奏。「持ち時間は10分ずつ!」と舞台組みリーダーの進さん。
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フルートの華岡さんは即興の「枯れ葉」でお客さまの心をわしづかみ。進さんはシャンソンに代わる日本の歌を気持ちを込めて歌いました。
まさか、トルコでフランス人相手とは、、、我がメンバーは、臨機応変の対応が上手です。
日本語の挨拶や説明をユスフさんがトルコ語に訳し、コメディアンのようなフランス人司会者がフランス語に訳します。笑うところはないはずなのに、聴衆が笑うって、フランス語通訳さんは何をはさんで言ったの? 伝達ゲームのようでした。




  1. 2014/06/25(水) 00:35:17|
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'14/トルコ−7

7-ボドゥルム(3)

翌日は私立の小学校で文化祭。
講習と同じ時間帯に和食の調理実習の依頼があり、私は抜けられないのでせめて事前準備のお手伝いを申し出ました。市場の買い出しが面白そうと好奇心が本音ですが。
学校が用意してくれた車で大きなスーパーマーケットへ。

駐車場に設けられたスイカ売り場にまずびっくり。
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トルコでは毎朝おいしいスイカが食べられます。

お弁当屋さんの悦子さんが、献立を「おむすび、天ぷら、ナスのサラダ、羊羹」に決定。
おむすびの具や羊羹材料は日本から持参してくれました。

一応100人分用意するということで、お米を10kg購入。
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コストコを思わせる大型スーパーでした。

オリーブがこんなに大きな缶詰で。トルコの食事には不可欠ですからね。
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日本のお醤油は市民権を得ているようです。
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魚は冷たそうな状態で。
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天ぷらやサラダ材料の 粉、卵、塩、レモン、魚、野菜、などを大量に購入。
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学校職員のお兄さんがカードで支払ってくれたので、いくらかかったかは不明。(心配しないで買えるのって楽しい!)

学校の調理室ではなにもかも勝手が違い、器も道具も不足。
炊飯器やピーラー、スライサーなどがある日本の便利さを痛感しました。
数回にわけてお米を研ぎ大鍋に入れ、悦子さんの経験と勘で水を加え、羊羹を仕込み、野菜を洗い・・・私はここまでで時間切れ。折り紙の教室に行かないと、、、。

このあと、5年生の生徒が来てラップを使っておむすびを握り、次々に「天ぷらを揚げたい」というのを阻止して、彼女と手伝いに駆けつけてくれた篤子さんで揚げ続け、てんやわんやだったそうです。
おいしかったと好評だったとのこと。
私たちも自分の講習後、おむすびと羊羹のお裾分けをおいしくいただきました。
あの大鍋で約5kgのお米を目分量、手加減でちゃんとおむすび用に炊けた悦子さんは、やはりプロ!


  1. 2014/06/24(火) 00:17:28|
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’14/トルコ−6

6-ボドゥルム(2)

いよいよ日本文化祭が始まります。
ワークショップ組は、坂の上のレストランが会場。準備中の一部をご紹介。

書道はエキンとスメイヤがお手伝い。
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特訓中ですが、上手ですねえ。

木目込み。
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講習は貝の根付を作ります。アシストしてくれるエジェは、去年も手伝ってくれました。

絵手紙。
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セリメは初めての絵手紙におかあさんへ感謝のメッセージを。

私と弘子さんの折り紙組には、エルハンという強力な助っ人が。
彼はYouTubeを見ながら、パーツを組み合わせてスワンなども作ってしまう折り紙好きです。
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窓には家・蝶・鶴を飾りました。
私は旅行寸前までギャラリーでの展示会があったため、準備不足を見兼ねて芳子さんがたくさん折ってくれていました。友はありがたい!

テラスでは、その他,茶道、華道、ご縁亀。

午前中は会場で準備をし、昼、全員にサンドイッチとジュースが配られましたが、若い人に食べてもらうことにして、坂下のマックで腹ごしらえ。
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箱がかわいい

2時からいよいよワークショップ開始。
老若男女が入れ替わり立ち替わり折り紙を楽しみに訪れてくれました。忙しかった〜
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小さい子には家や蝶、奥様たちには香箱、希望する方には鶴など、臨機応変に。
シモジマや100円ショップで購入してきたドットとストライプの両面折り紙は家や飛行機にするとかわいいし、両面和柄の紙は香箱が美しいと好評でした。

前夜は町の中心に作られた特設舞台で開会式。ボドゥルム市長代理、イスタンブルから来てくださった日本領事の福田様、石本さんのご挨拶。
その後、アンカラ大生による元気なソーラン節
町に響きわたる和太鼓「大太坊」の演奏はさすが! 私はいつもトルコで和太鼓に感動します。

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もう一つの和太鼓グループは華やかな「蓮」。文子さんの桶太鼓が破れるというハプニングがありましたが、慌てず騒がず裏返してにこやかに続けて偉い!

武術は技の型の披露
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ホラネロのお二人によるフルートとギターの素敵な演奏。尺八も紹介されました。
進さんの歌with華岡さんのフルート
トルコ語の歌には聴衆も口ずさみ、やんやの喝采でアンコール!でした。

私たちは和服で参加。和服着用は義務ではないのですが、着物を着ているだけでも、珍しがられ、興味を持たれ、話しかけられ、写真を撮られ、文化交流の一端となります。

-----
一昨日のサンイデーには、講習風景の撮影や、インタビューなど、某媒体の取材が入りました。受講されたみなさま、快くご協力いただきありがとうございました。掲載が決まったらお知らせします。







  1. 2014/06/23(月) 08:25:58|
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'14/トルコ−5

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エーゲ海の澄んだ水

5-ボドゥルム(1)

ボドゥルムは、エーゲ海に面したトルコ随一のリゾート地。
ニースより住みやすい(物価がフランスより格段に安い)ので、トルコのお金持ちはもちろん、ヨーロッパの人たちの別荘やクルーズ船も並んでいます。
私たちが宿泊したホテルもヨーロッパ風。フランス人専用らしく、説明書もフランス語が先に書いてあります。
ブールの向こうはもうエーゲ海。海で泳ぎ、プールサイドで読書や昼寝、プレイスペースでトランプやビリヤードをし、夜はバーでお酒とダンス。こうして3週間ほど滞在してバカンスを楽しむフランスの方達が多いとか。
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ブーゲンビリアやハイビスカス、ジャカランタなどの花もきれいに咲いています。

プール側からホテルを見ると
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建物2階の右側に茶色の出窓が見えるでしょう?
私の部屋は裏側ですが、この造り。ビンゴ!
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出窓(ジュンバ)の内側はこんな素敵な空間。
優雅にビーズを編みたいところでしたが、もっぱら折り紙講習の準備に追われました。

裏側なので、窓外では牛が草を食み、牧歌的。
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”メルハバ!” “ボンジュール!” ”おはようございます!” が行き交うホテルでした。




  1. 2014/06/22(日) 13:12:28|
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'14/トルコ−4

4-イスタンブル(1)

今回の文化交流一団より一足早くイスタンブル入りしていた2人と一緒に女性4人でプラプラ歩き。
昨年よりオヤの土産物を売るところが俄然多くなっています。NHK「恋する雑貨」に出た店ではテレビ映像を流し、「イーネオヤ」「トゥーオヤ」などと日本語表示も。
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グランドバザールでも、日本人と見ると、「オヤ、あるよー」と声をかけられるとか。日本女性にはオヤが人気、と判ってきたのですね。

エジプシャンバザールを通り抜け、
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問屋街へ。
お目当てはトルコのスパンコール。500g入りを2色購入したので、今後、講習に使いましょう。
ちなみに、普通の手芸店で扱っているのは5〜6gパックでした。
飛行機の荷物重量制限がなければ、いろいろたくさん買いたいところですが、まだ旅の始まりだから我慢しなければ。
夕方、アタチュルク空港で日本からの一行に合流し、国内線でボドゥルムへ向かいます。
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※ 阿佐ヶ谷の金曜夜のお茶会は、今回のトルコの思い出がいっぱい。
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ボドルムでみつけたバラの柄の菓子皿にウスパルタ土産のバラのロクム。
ロクムは”ターキッシュ・ディライト”と呼ばれるほどトルコの代表的なお菓子です。
チャイのスプーンはナザールボンジュウのついたガラス製。
ボドルム市からのお土産=マンダリンの甘いコンポートを、作ったヨーグルトゼリーにのせて。



  1. 2014/06/21(土) 20:29:10|
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’14/トルコ−3

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なんて素敵な被り方!

3-エディルネ(3)

早朝の散歩で進さんがみつけてきてくれたエディルネ博物館。セリミエジャーミーの裏手にありました。
ガイドブック「わがまま歩き/トルコ」にも、”手芸品に興味があれば一見の価値がある”と紹介されています。
陶器や民具など、いろいろある中でも、オスマン時代の刺しゅうや民族衣装の展示が素晴らしい!
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どのマネキンも美しいオヤつきのスカーフを被っていましたが、オヤだけも数点、こんな形で展示。
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イーネオヤに関する簡単な説明があり、やはりトウガラシの意味も書いてあるような・・・写してきたので、いずれ訳せたら改めてご紹介しますね。

独りで見るのは勿体ない! 
手芸好きの皆さま、特にCRKのメンバーにも是非見せたい、と心から思った博物館(その1)でした。





  1. 2014/06/20(金) 12:27:06|
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’14/トルコ−2

ジャーミー:夜景
ホテルから見えるセリミエ・ジャーミーの夜景

2--エディルネ(2)

セリミエ・ジャーミーのすぐ近くに、 エスキ・ジャーミーがあります。”エスキ”は”古い”という意味で、1414年建立の一番古いジャーミー。地味な外観ですが、壁面や柱に大胆に描かれたカリグラフィーが見事。レンガ色と黒のモダンとも感じられる配色が印象的です。
エスキジャーミー

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進さんの隣は、勝手についてきたガイドさん。ジャーミーに隣接する博物館で、自分のトルコ語を私に通訳せよと無理難題。英語で説明書が併記されているところは、ここに英語があるから自分で読めと。「古い」「これはペンだ」「この絵はチューリップ」「古い刺しゅう」など、見れば判る説明。どのみち私もその程度のトルコ語しかわかりません。それでも、本来はカメラはダメだけれど、彼の顔でオーケーにしてきた功績は認めましょう。陽気な人の良いおじさんで、チャイを飲んで、進さんと一緒にトルコ語の歌を歌いました。トルコではアチコチで入れ墨をよく見かけました。彼は自分で施したと、肩や腕を見せてくれました。痛い、と言うと、自分は強いから大丈夫と力こぶ。ギュレンというオイルを塗って戦うレスリングの有名なところだから、もとレスラーだったのかもしれません。悲しいかな、言葉が・・・。
「明日はどこに行く?」 私たち3人で博物館を見に行くと言うと、「自分も一緒に行くから4人だ」と。悪いけれど3人で行くと渋々引き下がってもらいました。渡したガイド料はジャーミーに寄付すると言っていたけれど?

屋根付き市場では、日用品の店が多く、賑やかなイスタンブルと異なり、すいていて庶民的。
エディルネ市場

果物屋ではありません。エディルネは果物石けんの名産地。
果物せっけん

葡萄が気に入り、購入してきました。
ぶどうせっけん

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※ 京都のidolaさんから、フランスのナツメビーズが入荷されたとのご連絡がありました。
欲しいとおっしゃっていたみなさま、新しい色のチョウチョが生まれますね。

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  1. 2014/06/19(木) 10:20:43|
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'14/トルコ−1 

セリミエ
セリミエジャーミー
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イイ アクシャムラール! (こんばんわ)
本日18日に帰宅いたしました。
トルコや手工芸、特にオヤに興味のある方々に、お話したいことや、お見せしたい写真がいっぱいです。
きちんと整理してお話すべきですが、展示会の整理も残っているし、すぐに講習会などの現実生活が始まるし(言い訳)、得意の記憶の薄れも心配。
皆様ご承知のアバウトな性格のため、旅の報告は横道にそれたり、戻ったり、迷ったりするかもしれませんが、ご容赦くださいませ。ではさっそく、はじまり、はじまり。

1--エディルネ

6月2日、藤本夫妻と3人でイスタンブルへ。
たまたま3人とも夢枕獏さんの「シナン」という小説を読んでいたので、オスマンの大建築家・ミマル・シナンの最高傑作と言われるエディルネのセリミエ・ジャーミーを訪ねたいと、この計画に。
タクシム広場近くのホテルに1泊して大きなトランクを預け、2泊用のボストンバッグを持ってシャトルバスでオトガル(バス発着所)ヘ。
オトガルから、エディルネ行きの長距離バスに乗車。
エディルネ行き

ギリシャやブルガリアとの国境に近いエディルネは、イスタンブル遷都前の古都。イスタンブルからは3時間足らずで行けます。
広場を中心とした小さな街のため、ジャーミーも市場も徒歩で楽しめます。

セリミエジャーミーは、スルタン・セリムの命令で1575年に完成。
細く高い4本のミナレットに囲まれた大ドームの優美なモスクです。
シナンが設計を始めたのは80歳過ぎで、完成は90歳を超えたとのこと。
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去年の3月BS放送「中谷美紀トルコ紀行」をご覧になった方もあると思いますが、内部は窓がたくさんあり、明るく、ため息がでるほど圧倒的な美しさでした。
セリミエ内部

セリミエナイブ2
3人はそれぞれの思いを胸に、シーンと静まりかえったモスク内でゆったりとした時間を過ごしました。

私はうっかりスカーフ持参を忘れ、入り口にあるレンタル用を拝借。
日本のガイドブックには、レンタル用は汚いこともあるので、なるべく使用しないように、とあるのですが、いろいろなオヤがついているものもあり、私には宝物。もっぱら研究の時間となりました。
レンタルスカーフ
ここで、イチゴも発見! すごい!こんなにたくさんついているのですよ〜。
イチゴスカーフ
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※金曜日夜の阿佐ヶ谷教室は、クマさんが里帰り中もあり、レシピつきの新しい講習とホームメイドケーキはありません。ロクムを食べる会になりそうですが、よろしければ編みかけを持っていらしてください。



  1. 2014/06/18(水) 23:03:15|
  2. ビーズの縁飾り|
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midori nishida