クナゲジェスィ

先週の土曜日の夜、新宿トルコ文化センターで、クナゲジェスィのパーティーがありました。
『オヤの見本帳』でも書きましたが、女性の一大イベント。
結婚式をする前夜に、親戚や友人の女性だけが集まって花嫁をお祝いするのです。
男性は入室禁止。(小学生以下の幼児は例外)

トルコでその儀式に遭遇したことがなかったので参加したら、偶然にも以前トルコ語教室でご一緒だったCさんがいらっしゃいました。
Cさんのお嬢様が今月ご結婚なさるので(ちなみにお相手は日本の方)、この企画になったそうです。それでCさんのお嬢様が主役の花嫁役。リアルにお祝いする気持ちになれました。
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花嫁が中央の椅子に座ります。頭から赤いチュールのヴェールを被っています。ヴェールがキラキラしているのはテルクルマという銀糸刺しゅう。
小さなろうそくを手にした友人・知人が周りを囲みます。
姑(もちろん仮)が花嫁の手のひらにクナを塗ります。(スプーンで載せる感じ)
最初は両手ともグーなのですが、金貨を見せると開く、、、という説明が笑いを誘います。
クナの上に金貨を載せます。

クナは日本では髪を染めるヘナとして知られています。
心身を浄化させる意味があるとか。幸せになるように、お金に困らないように、とのお守りの意味も込められます。赤い袋で手を覆います。
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ろうそくを手のひらに載せた女性達が唄を歌いながら花嫁の周囲を歩きます。
花嫁を泣かせるための唄だそう。
一番有名な「yüksek tepelere」の歌詞を、いただいた資料の日本語訳でご紹介すると、

高い高い山に家を建てないでおくれ
遠い遠い国に娘を連れて行かないでおくれ
母さんの大事な娘をぞんざいに扱わないでおくれ
空飛ぶ鳥達よ伝えておくれ
私はお母さんが恋しいと
母さんと父さんとを
私は村が恋しいと
父さんが馬を持っていて乗って来てくれたら
母さんが舟を持っていて帆を立てて来てくれたら
兄弟たちが道を知っていて来てくれたら

涙を流し、花嫁は一旦退場。
ビンダルという民族衣装にお色直しして再び登場。
ヴェールの下の帽子は
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この飾りは、ドラマでスレイマン皇帝が被っている帽子にもよくあるデザインですね。

姑からプレゼントを貰います。
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ボフチェと呼ばれる白い風呂敷包みから、オヤのスカーフ、手編みのパティッキ、ダンテル(レース編み)のテーブルセンター、チャイグラスなどなど。

音楽が始まると花嫁も一緒に皆で輪になって踊ります。中央には可愛い女の子たちの輪。少女たちが踊れる曲は1曲だけで、時々挿入されますが、曲を替え、ダンスが延々と続きます。
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参加したトルコの女性達は血が騒ぐのか、輪の外でもクルクル、クネクネと実に楽しそうに踊っていました。

手にクナで模様を描くサービスもありました。
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数日は色がおちないそうです。

『オヤの見本帳』をお持ちの方は、是非、p130からの後半をご覧ください。

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  1. 2017/10/05(木) 11:49:36|
  2. ビーズの縁飾り|
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midori nishida

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