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15)サムスン

黒海沿岸の都市サムスンは、軍人だったアタチュルクが独立戦争を起こすために、イスタンブルから船に乗って最初に上陸した歴史上重要な都市。
1919年5月19日、このような船で
サムスン船
このように上陸して(どれがだれか、の写真入り解説板もあり)
上陸
腐敗したオスマン帝国に対し、人民軍を率いた反撃がここから始まったのです。

アタチュルクの業績や遺品の展示があるガジ博物館を見学しました。
ユスフさんの説明にも力が入っていました。

一番尊敬する人は?と質問されたら、トルコの全国民同様に私も今なら間違いなく「ムスタファ・ケマル・パシャ!」と即答するでしょう。パシャは将軍の意味。アタチュルクはトルコの父という意味です。

1921年、ギリシャ軍をイズミルから撤退させ、1922年、スルタン制度を廃止、翌1923年に共和国として独立、初代大統領に。
イスラム教が国教だったのを政教分離し、一夫多妻制度を廃止、女性参政権の実現、男女教育義務化、メートル法採用、アラビア文字をローマ字に、男性のトルコ帽と女性の顔を覆うヴェールの着用禁止など、近代化を大きく進めた偉大なる人物。(しかも、顔もいいし体格も立派)
トルコのあちこちの広場には銅像があり
銅像
学校、ホテル、レストランなどには必ず写真が飾られています。
もちろん紙幣やコインも。
お札

彼は57歳の若さで惜しくも亡くなってしまいましたが、トルコの国民同士が傷つけ合っている現状をさぞ嘆いていることでしょう。
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  1. 2013/06/18(火) 00:01:18|
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midori nishida